デジタルブラックホールの草の根的対応法
デジタルデータを長期保存するには
デジタルブラックホールを解消するためのデジタル記録メディアを長寿命化する方法はCD/DVD/BR-Discを長寿命化することが最も現実的です。何故ならばハードディスクや磁気テープ等の記録メディアは基本的にある程度の寿命が決まっている消耗品で実際的な長寿命化の方法がないからです。CD/DVD/BR-Discを長寿命化する方法は本HPの他の部分で述べているようにこれらの寿命を縮めている
(1)水蒸気(2)酸素(3)紫外線
との接触を断てばよいのです。
あなたにもできる解決法
その最も徹底した方法が当社が採用している真空カプセルへの保存ですが、当社の真空カプセルは1平方cm当り約1kgの重さの大気圧に耐えるためにかなり丈夫な作りとなっていて、一般家庭やオフィスで利用するには重くて高価なので適していません。
しかし真空カプセルへの保存ほどの絶大な効果はなくても、少しでもCD/DVD/BR-Discの寿命を延ばそうとする草の根的方法は幾つか存在しますので是非お試し下さい。
劣化要因を断つ
乾燥剤と脱酸素剤
最もお勧めなのは完全密封出来る容器に、シリカゲル等の乾燥剤とエージレス(三菱ガス化学社の商標)等の脱酸素材をかなり多く入れてCD/DVD/BR-Discをケースと共に立てて密封保存することです。紫外線はこうした容器では自然に遮断出来ますのであまり気にしなくてかまいません。この時に乾燥空気を送り込むことやポテトチップスの様に窒素を送り込んで密封するとより効果的です。完全密封出来る容器としては何でもかまいませんが、市販のドライボックスやデシケータ(防湿庫)を使うと便利です。乾燥剤は水分を吸収して色が変わったら電子レンジで加熱して再利用出来ますが、脱酸素材は消耗品です。
家庭用真空パック
当社が採用している真空カプセルへの保存に近い方法として、薄型のCDケースにCD/DVD/BR-Discを入れて食品の家庭用真空パック器で全体を真空パックする方法があります。この方法は家庭用真空パック器の性能が大気圧の半分程度の脱気圧なので全体に合計で約50kg位の重さがかかることになり、あまり長い期間このまま保存をするとCD/DVD/BR-Discの基板に影響が出る可能性があります。あくまで暫定的処置と考えて下さい。この真空パックに使う素材は少し高い価格ですが専用のものをお勧めします。これはポリエチレンがかなり酸素を通す性質があり、専用真空パック袋はこの対策が施されているからです。
デジタルデータの大量喪失しないために
ただしこれらの方法は保存したCD/DVD/BR-Discを取り出して利用する時に、もう一度保存状況を注意深く再現する必要があります。当社の真空カプセルへの保存では真空ポンプを利用して数分で保存状況が再現出来ています。
こうした方法の効果は実現出来る水蒸気と酸素の遮断状況がまちまちなので一概に言えませんが、何れにしても普通の大気に触れた保存環境よりは確実に長寿命に出来ます。デジタルデータをどれ位の年月保存すべきかはそのデータの種類や容量により色々ですから、こうした草の根的方法と当社の真空保存とは棲み分けて両立してゆくべきものです。デジタルブラックホールはデジタルデータが安価に長期保存出来ない事から生じているもので、安価に超長期保存出来る方法があれば解消できます。必要なことを確実に行なっていればデジタルブラックホールはかなり解消できますが、何も対策をしないでいると確実にデジタルデータの消失と言う大問題になります。

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